金融不安

2009年2月 6日 赤坂メンタルクリニック

  大きな経済事件や変化があると、都心のクリニックのせいか、その渦に巻き込まれた人が

受診されます。昨今のリーマンショックで始まる金融不安でもしかりです。

たとえば、ご自身の老後の費用として貯めていた資金を、外国為替証拠金取引(FX)において

急激な円高によって数千万円損失をこうむった上、会社ではリストラが始まり、今後自分自身を

支えていくことに不安を覚え、来院された外資系金融機関勤務の方がいらっしゃいます。

この方はまだやるべきことは出来ている状況ですが、診察すると、不眠・食欲不振・

抑うつ気分・不安焦燥など、いくつかのうつ症状がすでに認められました。

「薬で治るわけではありませんが、薬の力を借りて自分自身を支え、現実問題を徐々に

改善していく力をもらうことが治療です」と伝え、坑うつ薬・睡眠薬などを処方開始しました。

こういう精神科の利用の仕方があってもいいでしょう。

*個人情報となりますので、似たような状況にある複数の患者さんを混合したケースです。